人工芝の基礎知識を学ぼう!メリット・費用相場・メンテナンス方法などを徹底解説!

このサイトでは、人工芝の基礎知識を中心にメリットや費用相場、メンテナンス方法などについて初めての人でも分かりやすく解説します。
一般的には施工業者に依頼するケースが多いけれども、DIYで行うことはできるのだろうか、もしできるなら大幅な費用削減が期待できるメリットもあるわけです。
また、施工業者を選ぶときのチェックポイントには何があるのか、業者を利用して設置を考えている人にも役立つ情報をご紹介しています。
人工芝の基礎知識を学ぼう!メリット・費用相場・メンテナンス方法などを徹底解説!
ホームセンターで販売している人工芝の多くは、パイルと呼ばれる芝の密度が比較的低く、生地も薄いタイプが多いなど利用する材料そのものが少ないため製造コストを抑えている、結果的にリーズナブルな商品が多いようです。
安いものは耐久性に劣るなど人工芝をこれから設置する中での基礎知識として捉えておきましょう。
特に、パイルの密度が少ないものは天然芝のような装いを作ることはできないので、天然芝のような雰囲気にする場合は人工芝をしっかり厳選することが大切です。
人工芝にはどのようなメリットがある?
人工芝は、天然芝と比べて初期費用が高いものの、1年中緑の景観を楽しめるというメリットがあります。
天然芝は、冬になると枯れてしまいますが、人工芝であれば年間を通してキレイな緑色の芝生を維持することができます。
加えて、日当たりが悪い場所でも土がない場所でも施工できるのも魅力です。
お手入れが楽なのもメリットのひとつです。
天然芝の場合、キレイな状態を維持するには水やりや草刈りなどのメンテナンスが欠かせません。
一方で、人工芝の場合は掃除機やホウキでゴミを除去する程度で済むので、お手入れが面倒という方に最適です。
さらに、初期費用は天然芝よりも高いものの、天然芝のように芝刈り機や肥料などを購入する必要がないため、維持費用はほとんどかかりません。
また、正しく施工することが前提条件となりますが、人工芝を敷くと雑草が生えにくくなります。
日々の草むしりの手間が抑えられるとともに、エサが減ることで虫も寄り付きにくくなるため、虫が苦手という方にもおすすめです。
人工芝のデメリットも知っておこう!
人工芝は、年間を通してキレイな状態を維持できるとともに、メンテナンスがほとんど必要ないといったメリットがありますが、初期費用は天然芝と比べると高めです。
人工芝を敷くためには、芝本体に加えて、下地材や防草シートなども必要で、業者に施工を依頼する場合は施工費用もかかります。
特に、芝にリアルさを求めると費用が高くなる傾向があるので、この点は念頭に置いておきましょう。
天然芝と比べて寿命が短いのもデメリットのひとつです。
人工芝は、どれだけ丁寧に管理していたとしても8~10年ほどで寿命を迎えます。
8~10年ほどで張り替えが必要になるので、再び最初に施工した際と同じくらいの費用がかかってしまいます。
また、寿命を迎えなくても、使用するとともに芝の根が寝てしまいます。
これに関しては仕方がない部分ではありますが、デッキブラシなどで逆方向にブラッシングすることで芝を立たせることは可能です。
その他にも、人工芝は天然芝と比べて季節感を感じにくく、耐熱性が高くないためバーベキューなどの際は耐熱シートが必要といったデメリットもあるので注意が必要です。
天然芝よりも人工芝がおすすめの人とは?
庭などに芝を用意したいと考えている人は少なくないはずですが、基本的に天然芝か人工芝のどちらかを選ぶことになるはずです。
天然芝はネーミング通りに天然の芝になりますから、土に植えることで実際に育てることになります。
そのため水やりなどを適切にやらないといけませんし、伸びてきた場合は芝刈り機などでメンテナンスをすることになるはずです。
人工芝は人工的に作られている芝になりますから、当然ながら設置をすることができれば、そのままの状態で空間を使うことができます。
芝が伸びてしまうようなこともありませんし、水やりなどの管理も不要なので誰でも安心して緑の空間を作り上げることが可能です。
基本的に人工芝がおすすめの人は日頃から管理をするのが面倒に感じる人や、虫などが苦手な人が該当してくるかもしれません。
人工芝は圧倒的に管理する時間が減ります、適切に設置することで虫などが発生するのを軽減することができますから、そのようなことにメリットを感じる人におすすめできます。
人工芝はどのような流れで施工される?
自分の家をきれいに見せるためには、その庭をきれいにすることが重要になります。
例えば、人工芝などをしてみるのが良いかもしれません。
自然の芝でも良いかもしれませんが、自然の芝は冬になったら枯れてしまいます。
種類によっては枯れないものがあるものの、一般的に日本で流通しているものや日本の気候に合っているものは秋位になると少しずつ茶色くなり、翌年の4月位まではその状態が続いていくでしょう。
加えて、6月から8月はよく芝生が伸びるため定期的にメンテナンスをしなければいけません。
これがなかなか面倒な部分もありますので、それならば人工芝の方が良いときます。
人工芝を設置する場合、どのような流れになるかと言えばまず種類から選ばなければいけません。
そして専用の業者にお願いをしてどの程度の面積を人工の芝にするかを決めることが必要です。
リアルなものほど、費用がかかりますのでその点はしっかりと見積もりを出してもらった方が良いといえます。
人工芝を敷く際の費用相場について
人工芝を敷こうと考えた場合、気になるのが費用です。
人工芝はただ敷きたい場所に設置するのではなく、事前の下処理が必要であり、実際には、人工芝の費用のほかに下地で使用する防草シートなどの材料の費用、そして地ならしなどの施工関係がかかります。
DIYの場合は施工費用は必要ありませんが、その分手間と時間がかかるので、ある程度まとまった休みが取れる時に行うことが必要となります。
このようなことから人工芝の費用相場は、1平米あたり2千円から5千円ほどとなります。
芝の品質により前後しますが、あまりにも費用を抑えようとして芝自体の価格を下げてしまうと品質が悪くなることがあり、結局長持ちしません。
業者に依頼する場合は施工費用として1平米4千円から7千円ほど必要です。
DIYは平均すると5千円以内に収まりますが、業者に行ってもらうと1平米あたり倍の価格がかかってきます。
ですがしっかりと施工してもらえるため、見た目も美しく長持ちすることが多いです。
人工芝の寿命はどれくらいが目安?
人工芝は本物の芝のように草が生えてくることはなく、頻繁に手入れをしなくて済む素材です。
一昔前は明らかに人工芝であるものが多かったのですが、近年ではクオリティが高くなり、一見すると本物と見分けがつきません。
そのため休息に普及をしており、多くの人が注目しています。
人工芝の寿命は一般的に10年ほどとなっています。
これはグレースケールテストと呼ばれる有料の審査を通過した場合の年数であり、スケールテストを受けていないものは10年持つことができません。
さらに施工する場所でも異なっており、DIYで設置した場合は3年、業者に依頼した時は8年ほど、テラスは9年、室内は11年ほどとなります。
人工芝でどの程度動き回るかでに異なっており、運動をする場合は若干寿命が短くなります。
庭は業者に依頼しても8年しか持ちませんがこれは天候や台風によって影響を受けやすく、モグラがいる地域ではモグラによって荒らされてしまうからです。
人工芝を長持ちさせるためのメンテナンス方法
人工芝の寿命は技術の進歩により伸びてきてはいますが、それでも一般家庭用の人工芝は10年前後で寿命を迎えます。
しかし、日頃のメンテナンスを怠らなければ劣化を抑制することは可能です。
具体的なメンテナンスとしては、まず汚れを放置しないことです。
屋外に人工芝を敷いている場合、枯れ葉や泥水、鳥のフンなどの汚れが付着してしまうことがありますが、汚れを放置すると芝が劣化しやすくなります。
汚れが付着した部分の芝がちぎれたり、変色したりする恐れがあるので、汚れを見つけた時点で掃除することが大切です。
また、寿命を伸ばすためには重いものを置きっぱなしにしないことも重要です。
植木鉢やガーデンファニチャーなどの重量があるものを長期間置いておくと、その部分の芝が寝てしまいます。
芝が寝てしまった場合はデッキブラシで逆方向にブラッシングすることで起こすことができますが、長期間置きっぱなしにするとブラッシングしても元に戻らなくなる恐れがあるので注意が必要です。
重いものでなくても、人が頻繁に通る場所も芝が寝やすくなるので、歩く経路をバラつかせることも大切です。
人工芝の素材にはどのような種類がある?
人工芝と一口に言っても様々な種類があり、素材によって特徴が異なります。
人工芝は、合成樹脂でできていますが、使われることが多いのはナイロン・ポリプロピレン・ポリエチレンの3種類です。
ナイロンは、人工芝の素材として歴史が古い樹脂で、肌触りが柔らかいという特徴があります。
また、3種類の樹脂の中で最も安価というメリットもありますが、耐久性は最も低いため現在は屋外で使用されることは少なくなりました。
しかし、屋内で使用する分には耐久性はそこまで問題にはなりません。
ポリプロピレンは、ナイロンよりも耐久性が高く、水に対しても強いという特徴があります。
天候による劣化が少ないため、屋外で使用しても問題ありません。
イニシャルコストとランニングコストのバランスが良いため、国内ではポリプロピレン製の人工芝が最も普及しています。
ポリエチレンは、3種類の中で最も耐久性が高い樹脂です。
見た目も3種類の中で最も天然芝に近く、紫外線に対する耐性も高いというメリットがありますが、イニシャルコストは高めです。
一方で、ランニングコストは安いので、長期的な目で見ればコストダウンにつながります。
人工芝は用途に合ったパイル長を選ぼう!
人工芝を選ぶ際にチェックすべきポイントはいくつかありますが、パイル長(芝の長さ)もその中のひとつです。
人工芝の長さは、大きくロングパイルとショートパイルの2種類があるのですが、50mm以上のロングパイルは主にサッカーやラグビーなどのスポーツ用グラウンドに利用されています。
芝が長すぎるため一般家庭で導入されることは稀ですが、転倒時のケガのリスクを軽減したい場合にはおすすめです。
ショートパイルは20~45mmほどのタイプで、クッション性は劣るものの、一般家庭で導入する際は基本的にショートパイルから選ぶと良いでしょう。
また、人工芝をパターゴルフのために導入するという場合は、ボールが引っかかりにくい20mm以下のタイプがおすすめです。
一方で、芝の長さが短くなるほどクッション性も低くなるので、子供やペットを遊ばせたいという場合は30mm以上のタイプが適しています。
芝の長さが40mm以上になると緑の濃淡が深くなり、踏み込んだ際のボリューム感もあるため、本格的な人工芝を導入したいという方におすすめです。